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▽道具の詳細
金馬茶箱は千利休所持が特に有名で、茶箱の基礎のひとつになった道具として現代に伝えられています。この茶箱は代々金馬漆器を製作する東南アジアの塗師に依頼して製作した越中屋オリジナル商品です。
しっとりと深みのある黒塗を地に、全体には精細な唐花紋が彫られ、朱・黄・緑の色漆を擦り込んだ後、全体を研いで仕上げられています。この手法は存星(ぞんせい)と呼ばれています。
見込や合口に見られる塗りは、日本の真塗棗のような厳しさは無く、おおらかで優しい大陸的な蝋色塗をお楽しみ頂けます。
▽作者について
作者や製作工程などに関する事は、リンクと資料集の『金馬漆器と茶道具の歴史』をご覧く ださい。
▽道具寸法
外寸 幅155mm×長223mm×高140mm
内寸 幅125mm×長193mm×深115mm
※一般的な利休茶箱とほぼ同じ大きさです。
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