▼道具の詳細 |
堀内宗心宗匠自筆による、大変味わい深い松葉が描かれた黒中棗です。 よく研がれた潤いのある光沢の黒棗の蓋甲右手前に松葉が朱漆で描かれています。 お花押の漆の溜まりと、かすれた感じは、茶味に溢れているように思います。 蓋裏のお花押も大変美しくて、松葉の画とともに、しばらく眺めてしまうような素晴らしい棗です。 使用感もなく、大変綺麗な状態です。 書付には「黒中棗 松葉画自筆 宗心」とあります。 とても味わい深い棗と思います。 |
▼作者について |
昭和12年大阪生まれ。父は蒔絵師奥津洋方。 17歳の頃より父について技法を学び昭和30年頃から蒔絵師として棗、炉縁などの茶道具を制作する。 |
▼寸法 |
径63mm×高70mm |
▼価格 |
100,000円[税込] |