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第1回おのみち国際交流茶会リポート
▽~外国人と一緒にお茶を楽しみましょう~
平成25年3月10日、「尾道迎賓館」において、国際ボランティアグループの「フィーラス華(はな)」主催、尾道市国際交流推進協議会共催、茶の湯歳時記同好会後援による国際交流茶会が開催されました。「尾道迎賓館」は昭和初期に市内有数の海産物問屋「田萬」の邸宅として建造され、その後旅館「山水」として使われていた伝統的な日本建築物として文化財指定を受けています。当日は会場キャパシティー一杯の200名を越えるお客様が御参加下さいました。


▽茶の湯を通じての国際交流
~外国人と一緒にお茶を楽しみましょう~をテーマにしたお茶会で、フィーラス華の会長浜中喜久子氏による各席の挨拶の中に、「今日は彼ら(各国の外国人)に気軽に話しかけて頂き、色んな国の人と交流を楽しんで頂ければと思います」という言葉のとおり、終日とても和気あいあいとした素晴らしいお茶会になりました。

お茶席担当は、茶の湯歳時記同好会速水流会員の方々と、尾道近郊に住まれる各国の外国人の方々です。中国、韓国、ベトナム、モンゴル、インドネシア、英国、米国、ペルー、オーストラリア、日本の人々が参加され、水屋で茶筅を使ったり、運びに挑戦したり、時にはお客になったりして、おもてなしの心を体験して頂きました。

ピンクや鮮やかなブルー、綺麗な刺繍のあるアオザイ(ベトナム)や、インドネシア・ジャワ産の幾何学模様を主としたバチック、シルクに金糸の刺繍のあるモンゴルの衣装やチャイナドレス、スーツやカジュアルなセーターもまた西洋風の衣装です。日本の高校生も着物や学生服で参加しました。
綺麗なアオザイは注目の的 チャイナドレスでお運び オーストラリア人に菓子を渡すイギリス人

日本の着物もとても綺麗です モンゴルの女性と話が弾む日本人 ベトナム・インドネシア・韓国の男性

▽お茶席の間には、こんなイベントも
お茶会の間に、日本の伝統芸能「詩吟」が、愛峰流の皆様によって披露されました。数ある詩吟の中から、特に日本を主題とした作品が吟じられ、初めて耳にする外国人の方は非常に興味深そうに聴き入っていました。

詩吟に続いてモンゴルのハンガイさんによる馬頭琴の演奏と、民俗舞踊の披露がありました。上部に馬の彫刻を施した馬頭琴は、その音を聞く人に幸せをもたらす楽器として愛されています。馬の尻尾を束ねた二本の弦を、タテ髪の弓でバイオリンのように鳴らします。演奏された曲名は「英雄」。大陸に吹く風のような曲でした。演奏の後には、祝い事の時に舞うモンゴル独特の舞踊も披露されました。


お客様の声 (多くのお客様にご感想を頂きました。一部をご紹介致します)
「茶碗を回して出したり、飲んだり、返したりする意味が解りました。」(イギリス)
「随分古い釜という説明を聞いて驚きました。」 (中国)
「香りのする玉(練香)は何に使いますか?」(オーストラリア)
「次回は自国の民族衣装を着て来ます。」(韓国)
「いろんな国の人と話せて良かったです。皆さん良い方でした」 (尾道市)
「はじめてこのような茶会を経験しました。また続けて下さい」 (福山市)
「詩吟と馬頭琴を楽しみに来ました。お茶席も良かったです」 (府中市)
「お互いの国の文化や習慣を尊重し、平和でいられる事はとても有難く感じました。」(筆者)


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