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「小早川隆景公茶会」リポート
戦国大名小早川隆景公を偲ぶお茶会
6月13日、「隆景公茶会」が開催されました。隆景公茶会は、三原市、三原市商工会議所、みはら歴史と観光の会の後援を頂き、今回で7回目となりました。当日はあいにくのお天気となりましたが、地域のお茶人、小早川隆景ファンの方々など、各地より沢山のお客様がご参加下さいました。6月12日は隆景公の御命日にあたり、毎年この時期をお茶会の日としています。

会場の三原サンシープラザは、かつての三原城本丸にあたります。三原城は、小早川隆景によって築かれた城で、三原湾に浮かぶ大小の小島を繋いだ構えは天正10年頃完成しました。城郭と軍港を兼ねた名城と讃えられ、満潮時のあたかも海に浮かぶような威容は「浮城」と称されました。サンシープラザの西側には、築城時の石垣と堀の遺構が見られ本丸中門跡の石碑が建てられています。

サンシープラザ4階の会場は、各席に小早川家家紋の陣幕を張って、ビルの中でありながら、戦国時代や陣中の雰囲気を味わって頂けるよう工夫されています。濃茶の「三原城の席」、薄茶「肥前名護屋城の席」、薄茶「隆景公お祭り席」、点心席が常時設けられ、三原市の文化財を展示する展観席(不定休)もご覧頂けます。

濃茶席 三原城の席
「三原城の席」はフロアに六畳の座敷を設けた濃茶席です。格調の高い席造り、お道具の取り合せが魅力で、隆景公と三原城にまつわる逸話も聞けたり、静かな雰囲気の中、本来の茶の湯を楽しめるような席になっています。
巴紋薯蕷

薄茶席 肥前名護屋城の席
朝鮮出兵(文禄慶長の役)の折、豊臣秀吉の命により肥前名護屋に陣を構えた戦国大名をテーマにした薄茶席です。隆景公も一軍を率いて渡海し、明軍を撃破しています。
この日は、大名ゆかりの高麗大茶碗に、速水流ならではの「大茶碗点前」が披露されました。

太閤桐の練切

立礼席 隆景公お祭り席
領内の民衆にはお祭りを施し、大切にしたという名君、隆景公に因む「お祭り席」です。楽しさを表現したお席は大変人気があります。今回は、神酒筒や御神輿など、お祭り席に相応しいお道具を取り合わせるなど、多彩で華やか、楽しめるお席になりました。
矢羽根に鼓

点心席
文化部による点心席です。
陣中での腹拵えを表現した陣中弁当、瀬戸内の地魚を楽しめる点心など、その年ごとに様々なテーマが楽しめる人気コーナーです。色とりどりの山海の珍味をお召し上がり下さい。

隆景弁当

展観席
隆景公の菩提寺や三原市に伝わる重要文化財を特別公開する席です。隆景公寿像、隆景公自筆大徳寺宛(古渓宗陳と思われる)書状、隆景公が奉納された行道面(菩薩面)、隆景公より拝領した大香合、寺院に伝わる隆景公木像などがこれまでに展観されました。

隆景公は書状、文書、遺品の最も少ない戦国大名のひとりと言われています。



お客様の声 (多くのお客様にご感想を頂きました。一部をご紹介致します)
「毎回楽しみにしています。これからもがんばって下さい。」 (尾道市)
「どのお席も素敵でした。また来たいと思います。」 (広島市)
「昨日は隆景公の御命日ということで、菩提寺にも参りました」 (三原市)
「お菓子の「太閤桐」という模様は、はじめて知りました。おいしかったです」 (岡山市)
「すべての席の方々が本当に一生懸命にされていて、とても感動しました」 (福山市)
「隆景弁当美味しかったです。」 (尾道市)
「徳寿会の皆さんと一緒にお茶会が出来てとても嬉しく思っています」 (尾道市:徳寿会会員)

隆景公茶会事務局より
お陰さまで第7回も大盛況の中に終了致しました。来年も皆さまに喜ばれるようなお茶会となるよう努力して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
                                  事務局長 (有)越中屋 檀上博厚


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