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▽道具の詳細
萩藩御庭焼茶陶田原家の十一代、高麗陶兵衛による鶴亀鉢です。正面に二羽の鶴が描かれて、鉢の形は六角の亀甲形です。絵と形で表現した鉢です。
穏やかな印象の外周、見込みに対して、高台はがっちりとした力強さのある三方割高台で、釉の掛けよう、指跡などもも大変面白いものです。
淡いネズミ色と白釉とがとても綺麗です。高台内に陶兵衛の丸印が捺されています。菓子鉢、懐石鉢など様々にお使い頂けます。とても綺麗な状態です。
▽作者について
田原家は豊臣秀吉の文禄・慶長の役に際して、日本に渡来した朝鮮李朝の陶工李勺光の高弟として共に広島から萩に移住し、代々、藩の御用窯を勤めた家系。十一代 田原 忠太郎(高麗陶兵衛)は、
昭和十八年、技術保存窯に指定される。 昭和二十二年、芸術陶器窯に認定される。当代の陶兵衛は十三代目。
▽道具寸法
径175mm×160mm
高105mm
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