▼道具の詳細 |
過去の所有者によって書き付けられた折り紙が入っています。 それによると、この茶碗は昭和42年、藤田家伝来の御本立鶴茶碗を手本とし、加藤唐九郎監修のもと、瀬戸赤津の作家、水野双鶴氏によって30碗のみ焼かれたとあります。 正面の立鶴は白土象嵌で描かれており、茶碗の姿も非常に美しいものです。轆轤目はとても伸びやかで、作者の技量を感じさせてくれます。高台は、三方割高台、腰下の削り跡や、鋭い切高台も、とても鮮やかです。高台内に釉流れも良いです。脇に「双鶴」の印が押されています。 |
▼作者について |
大正元年生まれ。 瀬戸赤津陶芸界のベテランの一人に数えられた。日展入選十数回をはじめ、現代工芸美術展、朝日陶芸展など数多くの受賞歴がある。 |
▼寸法 |
径108mm×高97mm |
▼価格 |
45,000円[税込] |