▼道具の詳細 |
京都の茶陶、朝日焼による刷毛目の重ね茶碗です。 上の茶碗は、朝日焼の伝統的な形状、刷毛目の意匠をそのままに、下の茶碗は、平茶碗で刷毛目を入れています。 上の茶碗の高台内に渦の彫りがあり、下の茶碗のみ、見込の向こう正面にメダカが泳ぐ姿が鉄絵で描かれています。 水辺の波紋とメダカを調和させたような、細かいところにも行き届いた作風が感じられます。 夏場の茶事を、さらりと薄茶を点てる茶碗としては、大変スマートな道具だと思います。 それぞれに高台内に「朝日」の陶印が捺されています。 二碗を重ねて収める共箱になっています。茶陶らしい良い茶碗です。 |
▼作者について |
遠州七窯朝日焼十五代。 昭和25年生まれ。平成6年高円宮妃殿下より「朝日」の印を拝領、翌年十五代を襲名した。中国やタイの古窯を廻り研究、韓国の千漢鳳氏の窯では高麗茶碗を製作する。全国にて個展を展開し、京都伝統陶芸家協会の理事を務める。お茶席でも知名度も高く、各御家元の書付道具が見られる。 |
▼寸法 |
【上】径123mm×高73mm 【下】径140mm×高63mm |
▼価格 |
60,000円[税込] |