▼道具の詳細 |
益子焼の濱田庄司氏の下で修業し、後に韓国の金海窯で焼成した黒釉茶碗です。 益子焼の力強い民芸的な作風と、作者の独自の世界観が融合した作品です。 どっしりとした堅い感じの姿に光沢の良い黒釉、正面には渦が釉を掻き落とすように表現されています。 見込中央は錐のような窪みとなり、高台は大きな竹節高台、高台内トキンに釉を施して、高台畳付のみ土見となっています。茶席の世界観に、一種のインパクトを与えてくれるような、印象的な一碗です。 共箱には「黒釉茶碗 朱角印 金海釜 好道」とあります。 韓国金海窯での6年間の間に焼かれた数少ない作品のひとつです。 |
▼作者について |
合田好道(ごうだよしみち)(1910-2000) 香川県生まれ。はじめ画家を志す。後に益子焼の濱田庄司のもとで絵付けを担当し作陶に入る。 1974年韓国に金海窯を開窯。1980益子に戻り作陶を続ける。栃木県文化功労章受章。 |
▼寸法 |
口径134mm×高70mm |
▼価格 |
70,000円[税込] |