▼道具の詳細 |
奈良、東大寺住職を務め、華厳宗管長を務めた高僧、清水公照老師自筆画賛の茶碗です。 鉄絵と錆絵で花園と自筆文字で「花間三笑」とあり、「公照」と在銘があります。 印象的な花園の絵は、ニッコリと笑ったような絵で表現されており、師が見つめられた風景が そこに描かれているように思います。 茶碗の姿も良く、腰で一段ついて、朝顔形に開いた綺麗な姿で、高台も綺麗に削り出されており、 手に取った感触もしっかりとしています。 初風炉から秋までお使い頂ける味わい豊かな茶碗です。 「花間三笑」(かかんさんしょう) 咲き乱れる花々がみな笑顔のように見える。悟りの境地に至った時の風景。 師の書付には「花間三笑 公照」と銘の「花ごよみと云う」とあります。 |
▼作者について |
清水公照(しみず・こうしょう)1911‐1999 兵庫県飾磨郡曽左村(現姫路市)出身。 第207世、第208 世東大寺別当、華厳宗管長を務めた高僧。大仏殿昭和大修理を行なうなど、多くの功績を残した。また、軽妙洒脱で自由闊達な「書画」や「陶芸」でも良く知られた。さらに「泥仏」と称するユニークな小さな仏像を制作したことから、泥仏庵(でいぶつあん)と号した。「今良寛」の異名がある。 |
▼寸法 |
径154mm×高58mm |
▼価格 |
80,000円[税込] |