▼道具の詳細 |
お洒落ななストライプがとても印象的な鳴海織部向付です。鳴海織部は、素地に赤土を用いて、鉄絵と白泥で絵を描き、なおかつ緑釉を掛けたものです。赤織部よりもさらに色彩豊かで、最も洗練された織部と言われています。間道などの渡り裂をモチーフにしたデザインとも言われています。 色紙重ねとも、松皮菱とも見える見込の形状に、深向付の姿、縦のラインが良く調和しています。底は面取り、5客の内、3客には、底中央に作者の書銘があります。 寒さを感じるような時の向付として、とても大切にしたい道具です。5客すべて無傷、ご覧の画像の現品をお送りいたします。 |
▼作者について |
多治見工高窯業科卒業後、県立陶磁器試験場で実技を身につける。織部、志野、伊賀と技法は多く、作品はダイナミックで力感のある品が多く、古作も踏まえた現代の息吹を感じさせる。当時、新人美濃作家の中では将来を注目されたが、若くして亡くなった。日本伝統工芸展、朝日・中日陶芸展など入賞歴は多く、県展審査員も勤めた。(現代陶芸作家辞典より) |
▼寸法 |
幅92mm×奥行70mm×高95mm |
▼価格 |
75,000円[税込] |