▼道具の詳細 |
現代釜師の人気作家・菊池政光による裏甲釜です。 本歌は、宗旦好の釜として著名で、いり鍋の底に穴を開け、逆さまにしてこれを口とし、後から底を取り付けて釜にしたものです。「名物釜所持名寄」には「古天明作、裏鏊釜、利休所持、釜底は後底、鐶付与次郎作」とあります。「茶道筌蹄」には、「折り返したるなり、それゆえ底に四つの鐶付あり」と伝えられています。 釜の甲は打ち肌の無地で、鐶付は鬼面、左右の羽は取り外せるようになっています。 掻き立て鐶の付いた共蓋と、唐銅の一枚蓋が添います。透木を用いて炉に懸ける釜として春先の取り合わせに用いられます。 内部に若干の錆びが見られますが、使用感は殆んど無くとても綺麗な状態で、お買い得です。 新品定価は12万円程の作品です。在庫1点のみ。ご覧の画像の現品をお送り致します。 釜、共蓋、唐銅蓋、羽二枚、釜鐶が付属し、共箱も綺麗な状態です。 |
▼作者について |
1937年山形県生まれ。 日本伝統工芸展に意欲的に出品。1982年日本伝統工芸士に認定される。 伝統的な釜の製作は定評があり、茶の湯の世界でも知名度が高い。 日本工芸会正会員。 |
▼寸法 |
胴径260mm×羽先333mm 口径122mm |
▼価格 |
75,000円[税込] |