▼道具の詳細 |
19世紀の中国、清時代の宜興窯で造られた紫泥急須です。この急須が日本に渡来したのは今から150年〜200年前と推定されます。数百年の間、大切に使い続けられた大変貴重な作品です。過去に所蔵した日本人によって、この急須を保管する為に本体の形にくり抜いた木製の箱が付属します。 粘土は古い鉄が錆びたような色合いで、昔から紫泥と呼ばれています。長い年月にわたって使い続けられたため、茶渋が付着して、素晴らしい風格を備えています。急須の形は袋に似ていることから「袋式」と呼ばれています。注ぎ口と手に持つ部分は、とても伸びやかに広がっていて美しい形です。蓋は、高く盛った「盛蓋」です。本体と蓋は一体感のあるデザインです。注ぎ口の内側は「単孔」です。とても伝統的な手法で造られています。底は大きな高台が付いていて、とても秀逸なデザインです。造られてから150年〜200年の時間の経過から考えても、大変綺麗なコンディションです。一目見るだけで上質で本当の古さを楽しめる貴重な急須です。 |
▼寸法 |
最大幅116mm×胴の直径74mm 蓋の直径47mm 高さ80mm |
▼価格 |
15万円 [税込] |