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▽道具の詳細
李朝時代初期頃の上手の高麗青磁茶碗です。
均整のとれた美しい姿は、高麗時代の青磁の気品を感じさせてくれます。ゆったりとした姿で、口縁はやや立ち上がったように轆轤成形されています。
見込は穏やかなカーブで広く、中央には鏡があり、重ね焼きの三ツの目趾が残っています。全体に釉調が美しく、青磁釉が濃くかかって溜まった部分や、全体に入る貫入など随所に見所があります。高台内は円相の釉切れ、畳付は目趾となり小砂が付着しています。
古陶磁の美を存分に楽しめる一碗です。桐箱、御物袋が添います。
▽道具寸法
径165mm×高70mm
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