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▽道具の詳細
春の爽やかな風の中を元気よく泳ぐ鯉幟の一行です。一行書の中に横向きの鯉幟を描くという大胆な構図が面白い待合掛で、姿全体を描ききっていない事が、かえって五月の心地よい風を茶席に想像させてくれます。
一文字と風帯は竹屋町金襴、中廻しは涛の緞子です。軸先は朱塗で待合の雰囲気に良く合っています。新品共箱、ご覧の画像の現品をお送り致します。
▽作者について
かみむらよねしげ
1950年新潟県生まれ。'70年より染織図案及び染色の基礎を習う。'80年より日本画(南画)と中国水墨画を日本南画院理事、村田幸之助氏に師事する。上村工房を設立後、毎年出品を続け、'85年より日本南画院正会員、'91年には日本染織作家協会正会員となる。現在は同協会理事を務める。日本染織作家展、京都彩芸美術展、日本南画院展など受賞歴が多数ある。
▽道具寸法
長173cm×幅36.5cm(軸先含まず)
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