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▽京都仏具・飾師による丁寧なモノづくり
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- メインとなる小判匙は、1cmづつ目盛がある為、五徳と灰との高さを決めるのに非常に便利です。
- 灰匙はすべて柄の中ほどで長短調整可能で、狭い場所も容易に扱えます。
- 火入箸は、太・細一対となっています。火入の大きさに応じて使い分けてください。
- 竹ピンセットは、景色竹に飾り金具付き!
- 灰羽は取り換えが可能です。
- 鋸は切れ味抜群の鉄鋸、鋏は本手打鋏です。
- 灰皿は表が布目で鱗灰が作り易く研究されています。この三点で鱗灰を作ります。
- 灰景用具には、長年の研究と経験で考案した寂心庵「宗克」の刻印が入っています。
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▽道具の詳細
「一般に灰匙とか灰道具と云われていますが、灰は炉や風炉の中に易の思想を取り込んで、森羅万象を描いています。灰に真剣に取り組みますと、人生に必要な教えや、茶禅一味の真髄が学べるといえます。そこで灰景用具と名づけました。」寂心庵宗克 灰景用具栞より
①小判匙 五徳の高さを決め、灰をなで又切る
②笹葉匙 小判匙の入らないとき(五徳・前瓦脇)
③木の葉匙 灰の底および丸灰
④筆匙 笹葉匙が入らないとき(五徳・前瓦脇)
⑤丸匙 笹葉匙が入らないとき及び鱗灰
⑥半円匙 鱗灰を蒔く時の補助匙
⑦はさみ 奉書切及び藁灰 (手打の上鋏)
⑧火入箸 火入の灰を整え筋をつける(火箸にも)
⑨炭鋸 主に火入の炭を切る(切味の良い鉄鋸)
⑩炭定規 炉・風炉の炭の長さを測る
⑪竹ピンセット 灰中の塵とり及び藁灰を扱う
⑫藤灰入れ 藤灰(仕上げ灰)を入れる
⑬灰皿 鱗灰及び風炉前の瓦置と灰受け
⑭灰掬い器 灰の出し入れ及び丸灰
⑮灰羽 風炉中の際の灰や五徳の灰を落とす
実用新案特許・意匠登録・商標登録
これら灰景用具の一式は、絶妙な角度やカーブ、心地よい重量、使い良い寸法など、寂心庵先生の長年の経験から考案された特別な道具です。京都の仏具錺師(かざりし)奥村製による、端正な作り、磨き、随所にみられるこだわりの業を手にとって楽しみながら、灰景作りに没頭できるものです。掛け子式の内二段の共箱に一式が収められています。
▽考案者について
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寂心庵宗克
(じゃくしんあん・そうこく)
キリスト教牧師・茶道正教授
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1974年裏千家学園一期生として卒業。
鵬雲斎宗匠より茶名「宗克」「寂心庵」「自在軒」の号を拝名する。1978年より、関西を中心に茶道(茶事・灰景指導)、華道の指導を始め、現在は全国で灰景の指導にあたる。
鵬雲斎宗匠の下、韓国、インドネシア、バリ、東西ドイツ、チェコスロバキア、ベルギー、フランス、スイス、オーストリアなど諸国を行脚し、茶道を通じて異文化交流活動を続ける。裏千家茶道誌「淡交」に、「茶事千回こぼればなし」を一年間寄稿。
全国で灰景指導の活動を続ける。大覚寺華道学園、同書道学園卒、都山流尺八、細川流盆石、御家流香道、志野流香道を学ぶ。茶人にして、キリスト教の牧師でもある。 |
▽道具寸法
目安:小判匙の長さ 17㎝
柄を短くした時の長さ 11.5cm
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